17年分のX投稿をAIに読ませたら、発信のハードルが一気に下がった話
最近、ちょっとおもしろいものを作りました。
自分の過去17年分くらいのX投稿をAIに読ませて、
「自分っぽく投稿文を作ってくれるAI」を作ったんです。
これが、想像以上に使えました。
思いついたことを、編集せずにそのまま音声入力する。
読み返して修正さえせず、そのまま投げます。
すると数秒で、Xに投稿しやすい文章になって返ってきます。
しかも、Xだけではありません。
改行をそれ用に整えたSubstack用の文章まで、一緒に作ってくれる。
いや、これはちょっと、すごいものを作ってしまいました!
発信は、ネタがないから止まるわけではない
発信って、ネタがないから止まるわけではないんですよね。
むしろ、日々考えていることはたくさんあります。
仕事のこと。
AIのこと。
NPOのこと。
社会の変化のこと。
子育てのこと。
日々のちょっとした気づき。
でも、それを「投稿文」にするところで、手が止まります。
何から書けばいいのか。
長すぎないか。
わかりにくくないか。
ちょっと偉そうに見えないか。
逆に弱すぎないか。
この表現でちゃんと伝わるのか。
そんなことを考えているうちに、投稿しないまま終わってしまう…。
これ、発信している人なら、けっこう身に覚えがある話だと思います。
考えていることはある。
でも、文章にするまでが遠い。
この「文章にするまでの距離」を、AIでかなり短くできるのではないかと思ったんです。
自分専用のAIライターを作ってみた
今回やったことは、シンプルです。
自分の過去のX投稿をAIに読ませました。
私の場合は、17年分くらいのX投稿があります。
それをChatGPTに読み込ませて、文章の雰囲気、よく使うテーマ、言葉づかい、改行のリズムなどを参考にしてもらうようにしました。
そして、思いついたことを雑に入力すると、X投稿文とSubstack投稿文を作ってくれるようにしました。
たとえば、こんな感じで話します。
「AIで投稿文を作れるようになって、すごい時代だなと思いました。発信のハードルが下がるし、自分の考えをどんどん残していける気がします」
これだけです。
文章としては、まだ整っていません。
話し言葉のままです。
でもAIに渡すと、読める投稿文にしてくれます。
しかも、単にきれいな文章にするのではなく、私が書きそうなトーンに寄せてくれる。
さらに!「AIにかんするつぶやきを10個」これだけでも、意味のあるつぶやきをちゃんと出してくれるのです。しかも、私が言いそうなこと!
これは、想像以上に便利でした。
自分で書くより、わかりやすくなることがある
最初は、少し疑っていました。
「自分っぽい文章」と言っても、AIが本当にそこまでできるのかなと思っていたんです。
でも、使ってみるとわかります。
自分で勢いのまま書いた文章より、AIが整えた文章の方が読みやすい(笑)
自分で書くと…
あれも言いたい。
これも言いたい。
背景も説明したい。
でも、結論も先に言いたい。
結果として、少しごちゃっとします。
AIはそこを整理してくれます。
まず何を伝えるべきか。
どの順番で出すと読みやすいか。
どこを削ると、すっと読めるか。
このあたりを、かなり冷静に並べ直してくれるんですよね。
これは単に「文章をきれいにする」という話ではありません。
頭の中のもやもやを、読める形に並べ直してくれる感覚です。
作り方は、思ったよりむずかしくない
「17年分のX投稿をAIに読ませる」と聞くと、少し面倒に聞こえるかもしれません。
でも、やることは大きく分けると3つです。
まず、Xから自分の投稿データを取り出します。
それをパソコン上で開くと、いろいろなファイルが入っています。
その中から、自分の投稿が入っているっぽいファイルを探します。
私はよくわからなかったので、AIに「これって私の投稿データなの?」と聞きました(笑)
そして、投稿本文が入っていそうなファイルを見つけたら、ChatGPTにこう頼めば大丈夫です。
「このファイルから、私の投稿本文だけを抜き出して、AIに読み込ませやすいMarkdown形式に整えてください」
これで、ChatGPTが投稿文だけを整理してくれます。
GPTsに過去投稿を入れて、自分専用AIにする
次に、整理したファイルをChatGPTの「GPTs」のナレッジに入れます。
GPTsというのは、自分専用のChatGPTを作れる機能です。
ChatGPTの画面で「GPT」の詳細ページへ行くと「作成する」ボタンがあるので、そこをクリック。
名前は何でも大丈夫です。
「自分専用ライター」でもいい。
「私っぽく書くAI」でもいい。
「X・Substack投稿アシスタント」でもいいと思います。
そして、ナレッジのところに、先ほど整理した過去投稿のファイルをアップロードします。
これで、AIが自分の過去投稿を参考にできるようになります。
ただし、ファイルを入れただけでは不十分です。
AIには、何をしてほしいのかをきちんと伝える必要があります。
たとえば、こんな指示を入れます。
「アップロードされた過去投稿を参考にして、文章のテーマ、言葉づかい、改行のリズム、よく使う表現、避けている表現、考え方の癖を分析してください。そのうえで、私らしいX投稿文とSubstack記事を作成してください」
私はほかにも固定しておきたい文体ややめてほしいことなど、結構長々と指示をしています。
たったこれだけで、自分の過去投稿を参考にして、自分らしい文章を作ってくれるようになります。
使うときは、雑でいい
使い方のコツは、最初からきれいに書こうとしないことです。
むしろ、雑でいいです。
思いついたことを、そのまま話します。
たとえば、こんな感じです。
「今日、AIで発信を自動化できるようになって、すごい時代だなと思いました。でも、効率化だけではなくて、自分の考えをちゃんと残していけることが大事だと思いました」
これで十分です。
雑なメモや音声入力を渡して、あとからAIに整えてもらう。
最初から完璧な文章をAIに対して書こうとすると、AIを使う意味が薄くなるので、適当でよいです。わたしは音声入力の誤字なども直しません。
おそらくナレッジから文脈を理解してAIの方で誤字を修正して理解しているんだと思います。
とにかく、AIには、粗い素材を渡せばいい!
人間は、日々の生活から気づきを得ること、そのための様々な体験、そして考えることと、出力の違和感チェックをすることに時間を使えばいいんですよね。
発信のハードルが一気に下がる
この仕組みを作って一番よかったのは、発信のハードルが下がったことです。
「ちゃんと書かなきゃ」と思うと止まります。
でも、
「とりあえず話せばいい」
と思えると、かなり楽になります。
しかもAIは、ただ文章を整えるだけではありません。
過去の発信に寄せてくれます。
だから、まったく知らない人が書いたような文章にはなりにくい。
もちろん、最後の確認は必要です。
事実が間違っていないか。
言いすぎていないか。
自分の感覚とズレていないか。
そこは人間が見ます。
AIは下書きを作る存在です。
最後に責任を持つのは、自分です。
でも、ゼロから書くより圧倒的に早い。
発信を続けたい人にとって、これは大きな変化だと思います。
過去の発信は、AI時代の資産になる
今回やってみて、あらためて思いました。
過去の発信は、ちゃんと資産になります。
昔の投稿は、恥ずかしいものもたくさんあります(笑)
表現が荒いものもある。
今見ると、考えが浅いなと思うものもある。
でも、それをAIに読ませると、自分専用のライターのように使えるようになる。
発信してきた時間が、そのままAIの精度につながっていくんです。
これは、けっこう大きな変化です。
これからは、
「AIに何を書かせるか」だけではなく、
「AIに何を読ませておくか」が重要になるのかもしれません。
自分の過去の投稿。
ブログ。
メモ。
講演原稿。
日々の気づき。
そういうものをAIに読ませておくと、自分の考えをもっと速く、もっとわかりやすく形にできます。
発信は、積み上げた人ほど強くなる
AI時代になると、文章を書くこと自体のハードルはどんどん下がっていきます。
誰でも、それなりに読める文章を作れるようになるからです。
では、何が価値になるのか。
それは、
「何を考えてきたか」
なのだと思います。
どんな経験をしてきたのか。
どんな問いを持ってきたのか。
どんな失敗をしてきたのか。
どんな言葉を積み上げてきたのか。
ここに差が出ます。
AIは、何もないところから「その人らしさ」を作るのは苦手です。
でも、過去の発信があれば、それをもとに、かなり自分に近い文章を作ってくれます。しかも、自分らしい考え方と価値観で!
つまり、発信してきた人ほど、AI時代に強くなるということです。
これは、ブログでもXでもSubstackでも同じです。
発信は、その場で流れて終わりではありません。
いまや、未来の自分を助けるデータになっているのです。
まずは、自分の投稿をAIに読ませてみる
やることは、シンプルです。
自分の過去投稿を取り出す。
ChatGPTに読みやすい形に整えてもらう。
GPTsに入れる。
思いついたことを雑に投げて、投稿文にしてもらう。
これだけです。
発信のハードルは、かなり下がります。
そして、自分の発信の癖も見えてきます。
「自分は、こういうテーマを何度も書いていたのか」
「この言葉をよく使っていたのか」
「結局、自分はずっと同じことを考えていたのか」
そんな発見もありました。
発信している人は、ぜひ自分専用AIライターを作ってみてください!





なるほど、これなら確かに心理的ハードルは下がりそうですね!