門田瑠衣子|もんだるいこ
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国際協力NGOの代表が、いま個人でSubstackを始めた理由
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国際協力NGOの代表が、いま個人でSubstackを始めた理由

メールニュース/Substackを始めて、まだ間もないのですが、あらためて「なぜ始めたのか」を書いておきたいと思います。

私は、4人の男の子を育てながら、国際協力NGOを20年経営しています。

アフリカの現場で、取り残された子どもたちや家族と向き合いながら、どうすれば支援が一時的な善意で終わらず、前に進む仕組みになるのかを考え続けてきました。

PLASとしては、すでに公式のメールニュースがあります。

ありがたいことに、3500名ほどの方が登録してくださっています。

寄付者の方、イベントに参加してくださった方、活動に関心を寄せてくださっている方とも、リストメールで1万名ほどのつながりがあります。

ではなぜ、あえて代表である私が、いま個人でSubstackを始めるのか?

今日は、その理由を書いてみます。

団体公式の発信だけでは、書ききれないことがあります

団体公式の発信には、団体公式の大切な役割があります。

活動報告。
寄付のお願い。
イベントのご案内。
現地での成果。
支援してくださった方へのご報告。

これは、団体としてきちんと届けるべき大切な情報です。

PLASとしても、これまでもこれからも、丁寧に続けていきます。

一方で、代表として日々考えていることのすべてを、団体公式の言葉だけで伝えるのは、少しむずかしいと感じています。

現場で感じた違和感。
支援の仕組みを作る中での迷い。
AIやWeb3のような新しい技術と、社会課題の距離。
女性経営者として見えていること。
母として、働く人として、日々感じていること。

こうしたものは、団体公式の整った発信には、なかなか載せにくいものです。

でも、本当はそこにこそ、支援の背景や、意思決定の理由や、未来への問いがあるのだと思っています。

「PLASを応援する」の手前に、「門田が何を考えているかを知りたい」がある

PLASを応援してくださる方の中には、団体の活動を知りたい方がたくさんいます。

それは本当にありがたいことです。

一方で、もう少し違う関心もあります。

PLASという団体を応援している。でも同時に、門田瑠衣子という人間が何を見て、何に悩み、どんな未来を信じているのかを知りたい。その先に、PLASの活動がある。

そういう関係性も、大切なつながりです。

団体を知ってもらうことは大事です。

でも、団体の奥にいる人の考えや葛藤が伝わることで、支援はもっと深いものになるのではないでしょうか。寄付や応援は、数字や成果だけで動くものではありません。

最後は、「この人たちと一緒に未来を作りたい」と思ってもらえるかどうかです。

そのためには、団体公式の言葉だけではなく、代表者個人の言葉も必要なのだと思っています。

SNSでは、届いてほしい人に届かなくなってきました

これまで、SNSでも発信を続けてきました。

私のXには、ありがたいことに約1万人のフォロワーがいます。

Xでの発信をきっかけに、現場のことを知ってくださった方。
イベントに来てくださった方。
寄付をしてくださった方。
一緒に活動を広げてくださった方。

SNSがなければ出会えなかった方が、本当にたくさんいます。その意味で、SNSにはとても感謝しています。

でも最近、強く感じていることがあります。

フォロワーが1万人いても、投稿がその1万人に届くわけではない、ということです。

投稿が誰に表示されるかは、アルゴリズムに大きく左右されます。

外部リンクを貼ると、さらに届きにくくなる感覚もあります。

必要な人に届けたい言葉が、そもそもタイムラインに表示されない。

これは、発信を続ける中で、かなり大きな課題だと感じるようになりました。

もちろん、SNSは今も大事です。思いがけない出会いがあります。一瞬で広がることもあります。

でも、支援者との関係を、アルゴリズムだけに預けるのは危うい。

だから、Substackを始めました。

偶然タイムラインに流れてきた投稿を見てもらうだけではなく、読みたいと思ってくださった方に、メールで直接届けられる場所を持ちたかったからです。

NPO・NGOこそ、自分たちの言葉を残す場所が必要です

国際協力の現場で起きていることは、短い言葉だけでは伝えきれないことが多いです。

支援が必要な理由。
その支援が本当に届くまでの道のり。
現場で働く人たちの葛藤。
寄付者や支援者と一緒に作っていく仕組み。
AIやWeb3のような新しい技術が、社会課題にどう関わっていくのか。

こうした話は、すぐにバズるものではないかもしれません。

でも、本当は時間をかけて届ける必要があるものだと思っています。

NPOやNGOの発信は、どうしても「活動報告」や「寄付のお願い」に寄りがちです。

もちろん、それは大切です。でも、それだけでは伝えきれないものがあります。

なぜその活動をするのか。
どんな社会の変化を目指しているのか。
支援する側とされる側の関係を、どう変えていきたいのか。

こうした問いを、継続的に語る場所が必要だと思っています。

PLAS公式のメールニュースは、団体としての情報を届ける場所です。

一方で、このSubstackは、代表者である私が、もう少し個人の言葉で考えていることを残す場所です。

組織としての報告と、代表者個人の言葉。

どちらか一方ではなく、両方が必要なのだと思っています。

AI時代だからこそ、現場から考えたい

もうひとつ、Substackを始めた理由があります。

AI時代の社会課題について、現場から考える場所を持ちたいと思ったからです。

AIは、これから多くの人を助けると思います。

でも同時に、AIにアクセスできない人もいます。

データに表れない人もいます。

便利さの裏側で、見えにくくなる労働もあります。

国際協力の現場にいると、「便利な技術」が必ずしもすべての人を同じように助けるわけではないことを感じます。

だからこそ、「AIは誰を助け、誰を置き去りにするのか」を、現場の側から考え続けたいと思っています。

よかったら、一緒に考えてください

社会課題や国際協力に関心がある方。

AI時代のニュースを、もう少し深く読みたい方。

よかったら、このメールニュースを購読して、一緒に考えてもらえたらうれしいです。

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「AIは誰を助け、誰を置き去りにするのか」

国際協力の現場から考える、AI時代の3つの視点をまとめました。

ニュースを深く読むために使えるAIプロンプトもつけています。

SNSでは流れていってしまうことを、ここでは少しずつ残していきます。

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